イスラエルとレバノンの国境付近で3日、両国軍が交戦し、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラなどによると、レバノン側で兵士3人と記者1人、イスラエル側で国軍中佐(45)が死亡した。レバノン軍は、イスラエル軍兵士が「越境した」と主張しているが、イスラエル側は否定している。どちらが先に発砲したかも含め、情報は錯綜(さくそう)している。
ロイター通信によると、レバノン軍が警告射撃をしたことを機に交戦した。イスラエル軍はレバノン側の町を砲撃し、砲弾1発が民家を直撃した。国連レバノン暫定軍(UNIFIL)が、両国軍に戦闘停止を求めた。
レバノンの民兵組織ヒズボラとイスラエルは06年8月に停戦した。07年2月には両国軍が交戦し、負傷者が発生した。今回の事件を受け、レバノンのスレイマン大統領とイスラエル外務省は、互いに「国連安保理停戦決議1701に違反する行為だ」と非難した。今回の事件にヒズボラが関与したとの情報はない。
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