2012/10/23

DeNAが無料メッセージサービスに参入--iOSとAndroid向けに「comm」を提供

ディー・エヌ・エー(DeNA)は10月23日、無料メッセージサービス「comm」の提供を開始した。iOSおよびAndroidに対応しており、それぞれApp StoreとGoogle Playでダウンロードできる。日本や欧米、アジアをはじめ世界204の国と地域で提供する。

 commは友人同士で無料通話やメッセージなどのコミュニケーションを楽しめるサービスだ。友人の近況や更新情報を確認できるアクティビティ表示機能、commを利用していない友人へのメール送信機能なども備える。これまでDeNAがモバイル向けのソーシャルゲームプラットフォーム「Mobage」などで培ってきた大規模インフラ環境、技術ノウハウを基に、高品質の通話を実現するという。

 ユーザー登録には、comm独自のアカウントを取得するか、Facebookのアカウントを利用する。NHN Japanが提供する「LINE」や先日ヤフーとの提携を発表した「カカオトーク」などと同様に、任意で電話番号をアップロードすることで、友人を簡単に探すことができるという。

 またDeNAでは実名での利用を前提として設計しているということで、友人を実名で検索して、「友だちリスト」に登録しコミュニケーションを取ることも容易だという。ただし、実際に実名で検索した場合、同姓同名のユーザーであっても一方的に友だちリストに登録できてしまうため、ユーザーのプロフィール画像などを確認する必要がある。

 DeNAが提供するMobageは今や会員数4000万人。だが一方で、同サービスではリーチできなかったユーザー層も存在する。commの提供により、自社サービス群のユーザーベース拡大を目指すとしている。将来的にはMobageやEC事業の「ビッダーズ」などとの連携も予定している。

アップル、23日のイベントで「iPad 4」発表か?--ドックコネクタと思われる画像が流出

Appleが米国時間10月23日のメディアイベントで、多くの人がうわさする「iPad mini」だけでなく、新しい「iPad 4」の発表も予定しているとの報道があるが、その裏づけと思える写真が新たに流出した。

 Boy Genius Reportが、iPad 4の「Lightning」ドックコネクタとiPad miniのドックの比較写真と思われる写真を掲載した。この新しいドックは、新世代のiPadが多様な新コンポーネントに対応できるように再設計されていることを示唆する。

 人々の関心の多くはAppleによる7.85インチタブレットの発表に向けられているが、Appleは刷新された9.7インチのRetinaディスプレイ搭載iPadの発表を23日に予定しているとのうわさもある。9to5Macが19日に報じたところによると、新iPadは「iPhone 5」と同様にLightningコネクタを搭載し、価格は前機種と同程度になる見通しだという。

 アップデートされた9.7インチのRetinaディスプレイ搭載iPadは、第1世代のRetina製品の問題にも対処している可能性がある。米CNETが以前報じたDisplaySearchのアナリストRichard Shim氏のコメントによると、それには軽量化やLEDバックライト装置の改善が含まれるという。

 Shim氏は9月、米CNETに対し、「(製品本体の)全体的な薄型化とバッテリ寿命の延長を実現するディスプレイの生産のために、(Appleが)パネルメーカーと協力していることをわれわれは確認している」と述べた。