2010/08/31

いじめ自殺、インド人大学生の母が救済申し立て

追手門学院大学(大阪府茨木市)に通っていた在日インド人の男子学生(当時20歳)が3年前、大学でいじめを受けたとする遺書を残して自殺したのに大学が調査を怠ったなどとして、学生の母親(52)が大学を運営する学校法人・追手門学院を相手取り、大阪弁護士会に人権救済を申し立てていたことが31日、わかった。
 母親の代理人弁護士によると、学生は3年生だった07年6月、「学校で受け続けたイジメ。もう限界です」などとする遺書を残し、神戸市内の自宅マンションから飛び降り自殺した。
 母親は原因調査を求めたが、大学側は調査をせず、今年2月には30万円を母親に渡し、「債権債務がないことを確認した」との合意書への署名を求めた。母親は〈1〉いじめと自殺を防がず、学生の人権を侵害〈2〉調査を求める母親の権利を侵害した――と主張している。
 追手門学院大の松本直樹副学長は「(いじめの有無は)今のところ確認していない。調査依頼についても把握していない。今後、学内の対応について調査する」と述べた。

Apple、9月1日イベント開催で飛び交う憶測

Apple が9月1日にサンフランシスコの Yerba Buena Center で「特別イベント」を開催するとして、先ごろ一部の報道機関に案内状を送った。これにより、インターネットは噂でもちきりとなっている。

いつものごとく、Apple はこのイベントで何を発表するかについては固く口を閉ざしている。そして、これまたいつものごとく、発表内容をめぐって憶測がヒートアップしている。それでも、案内状に Apple のロゴが付いたアコースティック ギターが描かれていることから、今回の発表は音楽に関係するもので、おそらくは『iPod』の新版が登場するのではないか、というのが大方の予想となっているようだ。Apple は iPod の新型モデルを9月に発表するのが通例となっている。

しかしその一方で、Apple が『Apple TV』の新版をリリースするという噂も何週間も前から飛び交っている。次期版では、もともと初代 Apple TV の開発コード名だった「iTV」に名称が変更になるとみられる。

イベント開催の噂には、投資銀行 Piper Jaffray のアナリスト Gene Munster 氏も関心を寄せていた。Munster 氏は、案内状が送られる以前の25日に公開した調査レポートの中で、有力な噂のいくつかについて次のように評価している。

「われわれは Apple が今年も同様のイベントを開催し、初のカメラ搭載型『iPod touch』、『App Store』に対応した Apple TV の新版、クラウドベースの『iTunes』サービスといった iTunes 関連の新規事項を発表すると予想している。Apple TV の新版は Apple にとって、オールインワン型『Apple Television』の開発における重要な一歩だとわれわれは考えている。あるいは、『MacBook Air』の新版発表という見方も捨て切れない」Apple が9月1日に「特別イベント」を開催する。毎年恒例となった9月の新製品発表会という見方が強いが、果たしてどのような製品が登場するのだろうか。

概略については、Piper Jaffray のアナリスト Gene Munster 氏の見解で触れた。ここでは個別に、どのような観測が出ているのか見てみよう。

感触として多くの業界観測筋に共通しているのは、新型『iPod touch』が登場し、『iPhone 4』と同様の自分撮り用フロントカメラを備え、Apple のビデオチャット用アプリ『FaceTime』に対応するという予想だ。

また新しいテレビ製品『iTV』だが、この点について『Wall Street Journal』紙は25日、Apple が ABC を擁する Walt Disney など複数の大手放送局と提携交渉中だと報じた。

同報道によると提携が実現した場合、それら放送局が『iTunes』を通じ、99セントでテレビ番組のレンタル販売を行なうことになるだろうという。

次にクラウド型 iTunes サービスだが、こちらは Apple が昨年12月にストリーミング音楽サイト『Lala.com』を買収して以来、噂が持ち上がっている。さらに4か月前、Apple が同サイトを閉鎖したことで、クラウド型 iTunes サービスを展開するとの噂は一層の熱を帯びた。

多くの業界観測筋は Lala.com 閉鎖について、Apple が同サイトのストリーミングおよびクラウド型ストレージサービスを iTunes に統合し、ユーザーが購入楽曲などをクラウド環境にバックアップできるよう計画している徴候だと見なした。Lala.com のサービスは、ユーザーが自分の楽曲コレクション全体を同サイト経由で遠隔的に利用できるものだった。iTunes との統合が実現すれば、ユーザーが自分の iTunes ライブラリから、iPod や iPhone にコンテンツをコピーする手間が不要になるかもしれない。それどころか、その楽曲をユーザーが所有しており、それがローカル コンピュータ上に存在している限り、同技術によりユーザーはどこからでもそれらコンテンツを利用できるようになる。

なお Adweek は27日、関係者筋の話として、Apple と大手レコード4社の幹部との間で、将来的なクラウド型ストリーミング サービスに関して話し合いが続いていると報じた。ただしクラウド型サービスの立ち上げにおいて、Apple が克服すべき「大きな障害」が依然として存在しており、現時点では実際のライセンス交渉は始まっていないようだ、と Adweek は伝えている。

2010/08/28

著名日本人弁護士が自殺か=民暴対策の猪狩さん―マニラ

フィリピン警察によると、マニラ首都圏マカティ市で27日夕、民事介入暴力事件などに取り組んでいた第一東京弁護士会所属の弁護士、猪狩俊郎さん(61)とみられる遺体が見つかった。複数の薬を服用した形跡があり、警察は自殺の可能性があるとみて調べている。
 遺体が見つかったのは同市の高級住宅街で、在フィリピン日本大使館が確認を急いでいる。
 猪狩さんは福島県田村市生まれ。横浜地検などに検事として在籍後、1990年に弁護士登録した。第一東京弁護士会民暴対策委員長やプロ野球暴力団等排除対策中央協議会委員などを歴任。ゼネコン汚職事件で収賄罪に問われた元茨城県知事の弁護を担当したほか、長年、暴力団排除を中心とした講演活動を行い、テレビの法律相談番組にも出演していた。

グーグル、Gメールから固定・携帯電話への通話サービス提供へ

米グーグル<GOOG.O>は25日、Gメール利用者がパソコン画面から直接、固定電話、携帯電話と通話できるサービスを提供開始すると発表した。今後はインターネット電話サービスのスカイプ、従来からの電話事業会社であるAT&T<T.N>、ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ.N>などと直接競合する。

 グーグルはすでにパソコン間の音声、ビデオ・チャットサービスを提供しているが、25日からはパソコンのマイクを使用してGメール画面から直接、固定電話、携帯電話を呼び出しての通話が可能になる。

 同社は年内いっぱい、米国、カナダ向けの通話を無料とし、両国以外に対しても英国、フランス、ドイツ、中国、日本向けの通話料金を1分2セント程度とするなど低水準に設定する。

 アナリストによると、Gメール通話サービスは、既存の電話会社よりもスカイプなどのインターネット電話サービスと競合し、より大きな脅威となる。ここ数年、電話事業会社は競争激化に対応してすでに大幅な料金引き下げを実施している。

 ハドソン・スクエア・リサーチのアナリスト、トッド・リスマイヤー氏は「スカイプにとってリスクとなる。非常に知名度の高いブランドが競争相手になった」と述べた。

米アップル、9月1日のイベントで新型iPod発表の見通し

米アップル<AAPL.O>は、9月1日に開催するイベントで携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」の新製品を発表する見通し。アナリストは、アップルが1日のイベントで、年末商戦に備えて2台のカメラを搭載した新型の「iPodタッチ」を発表すると予想している。

 アップルは近年、9月のイベントでiPodの新モデルや音楽配信サービス「iTunes(アイチューンズ)」の新機能などを発表している。

 今年はブログなどでテレビ事業の強化に関するうわさが高まっているが、アナリストは、来週1日のイベントで同事業について大きな発表が行われる可能性は低いとみている。

「下栗の里」


日本のチロル「下栗の里」

日本の原風景が残る山の里

ここは信州遠山郷 下栗の里。日本の原風景が残る場所です 。
谷底に向かって標高800m~1100mの間に耕地や民家が点在する里には、大地と人の温もりがあります 。
下栗の里は2009年「にほんの里100選」に選ばれました。
遠山郷 下栗の写真

下栗の里とは

 下栗の里は、南アルプスを望む長野県飯田市上村にあります。傾斜30度余の山腹を切り開いたこの土地は、近隣で縄文時代の土器が出土するなど、古くから自然の恵みを求めて人々が暮らしてきた場所です。 
 この里は、日本の原風景が残る地として、「日本のチロル」と呼ばれています。 
 里では、いも類、雑穀類(稗、蕎麦、粟、黍等)や豆類、椎茸などの作物が多く収穫されています。さらに、これらの作物からいも田楽や豆腐といった加工品が作られています。
遠山郷 下栗の写真急斜面に残る日本の原風景

岡本 英子

Who's Who
岡本 英子

岡本 英子
おかもと えいこ
衆議院 / 現職1期 / 神奈川県3区
[ 国会の所属委員会/役職 ]国土交通委員会/理事
政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会/理事
厚生労働委員会/委員
[ 生年月日 ]1964年 9月 19日
[ 出身 ]神奈川県横浜市
[ 学歴 ]横浜国立大学経済学部システム経済学科
[ 肩書・役職・経歴等 ]神奈川県第3区総支部長
横浜市議会議員
[ 選挙区割 ]横浜市鶴見区・神奈川区
[ 議員会館部屋番号 ]衆議院第1議員会館615号室
[ 電話 ]03-3508-7185
[ FAX ]03-3508-3615
[ ホームページ ]http://okamoto-eiko.net
[ ブログ ]http://ameblo.jp/okamoto-eiko
[ RSSフィード ]http://feedblog.ameba.jp/rss/ameblo/okamoto-eiko/rss20.xml

ユヴェントス、ザッケローニ招へいを発表

ユヴェントスは29日、チーロ・フェラーラ監督の解任と、アルベルト・ザッケローニ新監督の誕生を発表した。

クラブ公式HPでの発表によると、ザッケローニ監督との契約は今シーズン終了まで。29日15時から開始予定のチーム練習で、さっそくチームを指揮するようだ。

ザッケローニ監督は2007年にトリノを率いたのを最後に、しばらく現場を離れていた。それでも、1998-99シーズンにはミランを指揮してスクデットを獲得するなど、実績は十分。不振を極めるユヴェントスの立て直しに期待が寄せられている。




2010/08/25

エリカ・ブラスバーグ/Erica Blasberg


シマンテック、セキュリティ対策ソフトの新版を発表

シマンテックは2010年8月25日、セキュリティ対策ソフトの新版「ノートン インターネットセキュリティ 2011」を発表した。8月27日より販売を開始する。新版では、危険なWebサイトにアクセスしようとすると遮断するように機能を強化したほか、保護者が子供のインターネット利用状況をチェックできる「ノートンオンライン ファミリー」機能を新たに搭載した。
 ノートン インターネット セキュリティは、ウイルス対策やファイアウォール、フィッシング対策などの機能を備えたセキュリティ対策ソフト。新版では、機能強化として、検索サイトで検索した結果に含まれる危険なWebサイトにアクセスした際に、アクセスを遮断するようにした。従来のバージョンでは、危険であることを示す赤いマークを表示していたが、ユーザーがリンクをクリックした際にアクセスは遮断していなかった。
 このほか、保護者が子供のインターネット利用状況をチェックできる機能「ノートンオンライン ファミリー」を新たに搭載した。子供がアクセスしたサイトや検索キーワードを把握可能である。この機能は単体で無償提供しており、ノートンユーザー以外も利用できる。
 価格はオープンで、推定実売価格は6480円。ウイルス対策に機能を限定した「ノートン アンチウイルス 2011」(推定実売価格は4980円)も同時に発売する。

42人死亡、54人救出=黒竜江省の旅客機事故―中国

中国黒竜江省伊春市で24日夜、ハルビン発伊春行きの河南航空機VD8387便が着陸に失敗した事故で、25日未明までに乗客ら42人の死亡が確認され、残る54人が救出された。このうち7人が重傷。新華社電が伝えた。
 同機は着陸の際、滑走路から約2キロ離れた草地に激突し、機体が爆発、炎上した。乗客91人(うち児童5人)と乗員5人が搭乗していたが、一部の乗客らは衝撃で投げ出された。北京紙・京華時報は着陸前に機体が断裂したと伝えた。
 中国中央テレビによれば、一夜明けた現場では、機体はほぼ全焼して原形をとどめないほどで、残骸(ざんがい)や乗客の荷物が散乱していた。
 中国新聞社電によると、事故当時は霧が出て視界が悪かった。伊春空港は2008年に完成し、昨年供用を開始したばかり。山間部にあり、夜間の飛行条件が複雑だったという。
 同機はブラジルのエンブラエル社製のERJ190型ジェット機。全長36メートルで、108人の乗客が搭乗可能。同社は事故原因調査のため、専門家チームを現場に派遣した。
 張徳江副首相が交通運輸省や公安省などの関係者を率いて、現場で事故原因の調査と対応策などを指揮。民航東北地区管理局が事故原因の調査を始めた。現場ではブラックボックスが回収され、フライトレコーダー(飛行記録装置)などの分析を進める。
 遼寧省瀋陽市の日本総領事館によると、黒竜江省外事弁公室から事故機に外国人は搭乗していなかったとの連絡が入った。 

ライバル?

2010/08/24

猫カレー??

小型機墜落、邦人搭乗か=ネパール首都近郊

ネパールの首都カトマンズ発、東部ルクラ行きの同国航空会社アグニ・エアーの小型旅客機が24日、カトマンズ南方約20キロの地点に墜落した。内務省の話としてAFP通信が報じたところによると、乗客は15人で、日本人1人を含む外国人6人がいるという。安否は不明。
 在ネパール日本大使館は乗客に日本人が含まれているかどうか確認中としている。ロイター通信は旅客機がルクラに向かった後、悪天候のためカトマンズに引き返す途中だったと伝えている。 

民主・後藤英友議員が辞職表明=選挙違反事件で引責

昨年の衆院選での選挙違反事件で出納責任者の有罪が確定した民主党の後藤英友衆院議員(比例代表九州ブロック)は24日、党本部で枝野幸男幹事長と会い、議員辞職する意向を伝えた。枝野氏も了承した。
 後藤議員はこの後、「選挙違反の最終的な責任はわたしにあるので、けじめを付けたい」と記者団に語った。後藤議員が正式に議員辞職すれば、民主党の比例九州ブロックで次点だった中屋大介氏が繰り上げ当選となる。



シャッターチャンスかな。。。

2010/08/23

加藤綾子アナウンサー


日本通信、ドコモ網でSIMフリー版iPhone 4を使えるマイクロSIM発売

 日本通信は23日、SIMフリー版iPhone 4向けのマイクロSIM「talking b-microSIM(トーキング・ビーマイクロ・シム)プラチナサービス」を発売した。これにより海外の一部の国で販売されているSIMフリー版iPhone 4を、ドコモの800MHz帯、2GHz帯対応FOMAネットワーク上で利用することができる。

 同サービスは、iPhone 4の3G接続を利用し、ブルートゥースまたはUSB接続でノートPCなどからインターネットアクセスが可能。モバイル端末を外部モデムとして利用するテザリング機能はU300通信でベストエフォート300kbps超。価格は、定額データ通信5,280円、通話サービス基本料980円(1,50円分の通話料を含む)のセットで、月額基本料6,260円。

 日本で販売されているiPhone 4にはSIMロックがかけられているため、キャリアを変更することはできない。海外で販売されているSIMフリー版iPhone 4は、日本の電波法の認証を受けているため、日本でも合法的に利用できる。現時点でSIMフリー版のiPhone 4を販売している国は、イギリス、アイルランド、スイス、ノルウェー、イタリア、カナダ、デンマーク、フランス、オーストラリア、シンガポール、ニュージーランド、香港となる。

高島アナがブログを更新「明日直接お話します」

9月末の「めざましテレビ」(月~金、前5・25)降板とフジテレビの退社を発表した高島彩アナウンサー(31)が23日、自身のブログを更新した。

 フジテレビを通じてコメントを発表したが、改めて自筆の画像で「私にとって「めざましテレビ」=フジテレビだったため、番組を辞めてフジテレビに残るという選択肢はありませんでした」と退社の決意を述べ、「寂しい思いもありますが、少しゆっくりと朝日を浴びて目を覚ます生活を送りながら自分自身を見つめなおしたいと思います」ととした。

 また、視聴者に対して「これまで応援して下さった皆様に心より感謝を申し上げます」とつづり、最後は「明日のめざましテレビで直接お話します」と掲載した



中国人観光客のバス乗っ取られる 警官が包囲 マニラ


フィリピンの地元メディアによると23日午前、マニラ市内で香港からの中国人観光客ら25人を乗せた観光バスが、銃を持った男に乗っとられた。バスは同市内の公園付近で止まり、警官が包囲している。
 報道によると、人質になっているのは観光客25人と、運転手らフィリピン人3人。男は数年前に解雇された元警官で、自動小銃を持っているという。乗客のうち子ども3人と女性3人の計6人が解放されたとの情報がある。現場は観光名所のリサール公園の近くの路上で、警察が男の投降と人質の解放を呼びかけているという。

「恐鳥」の一種、化石分析―600万年前、南米に生息

南米アルゼンチンの約600万年前の地層から発見された「恐鳥」の一種の頭骨化石を詳しく調べたところ、巨大なくちばしをおののように振り下ろし、獲物を捕らえていた可能性が高いことが分かった。同国のラプラタ大付属博物館や米オハイオ大などの国際研究チームが22日までに米オンライン科学誌プロス・ワンに発表した。
 恐鳥は、恐竜絶滅後に出現した飛べない大きな鳥。約6000万年前から約200万年前まで主に南米大陸に生息した。化石が見つかった「アンダルガロルニス」は中型で、体の高さが1.4メートル、体重が40キロと推定され、頭骨の長さが37センチ。
 くちばしは側面から見ると巨大だが、上から見ると幅が狭い。先端はワシのような鋭いかぎ形となっている。頭骨をコンピューター断層撮影装置(CT)で調べると、ワシなどに比べて非常に頑丈な構造だった。一方、かむ力は比較的弱く、獲物に突進してはくちばしを振り下ろすことを繰り返し、餌食にしていたと考えられるという。 

2010/08/22

中国人向けビザ一段の緩和も 前原国交相

日本と中国、韓国の観光担当相会合のため中国を訪れている前原誠司国土交通相は22日(日本時間同)の共同記者会見で、7月に要件を緩和した中国人向け個人観光査証(ビザ)について「さらなる見直しも不可欠だ」と述べ、今後1年間で効果を検証した上で、一段の要件緩和を検討する考えを表明した。

 前原氏は中国語の通訳や案内標識など、日本側の受け入れ態勢が不十分である問題を指摘。「われわれも受け入れ体制を整えていくのと同時に、まずは1年間、ビザの緩和(効果)をみて、それを検証することも必要ではないか」と述べた。

 観光庁によると、個人旅行が盛んな台湾や香港からの訪日リピーター率は約7割に上るのに対し、中国人のリピーター率は約1割にとどまっている。中国人が旅行しやすい環境を整えることが、観光立国推進に向けた課題となっている。

Sandy Bridge

米国Intelの最高経営責任者(CEO)であるポール・オッテリーニ(Paul Otellini)氏は7月13日、顧客からの絶賛を背景に、予定を前倒しして最新マイクロプロセッサ・ファミリとなる「Sandy Bridge」(開発コード名)の製造ラインを稼働させることを発表した。
 Intelは、Sandy Bridgeの生産を加速するため、新たな工場機器にさらなる投資をする計画さえ立てているという。
 オッテリーニ氏は、同社の第二四半期電話会議において、「何年もの間に世に送り出してきたどの製品よりも、Sandy Bridgeの存在に胸を躍らせている。Sandy Bridgeに対しては、きわめて好ましい反応を得られており、32ナノメートル(nm)製造工場の回転を速め、設備投資を増額して想定される需要拡大に対応していく構えだ」と話した。
 Intelは設備投資予想額を、これまでの48億ドルから52億ドルへと引き上げている。
 オッテリーニ氏によると、同社は前四半期よりSandy Bridgeファミリのサンプル・チップを顧客に配布し、新たなチップの性能を確かめられるようにしてきたという。そうして得た好意的なフィードバックが、同社に工場の生産力増強を急がせたようだ。
 オッテリーニ氏は、Sandy Bridgeチップを搭載したラップトップPCおよびデスクトップPCが市場に出回る時期については言及しなかったものの、2010年末の売上に含まれるように同チップを出荷するつもりだとも述べた。また、9月にサンフランシスコで開催される「Intel Developer Forum(IDF)」でもSandy Bridgeの詳細情報を明らかにするという。
 Sandy BridgeはIntelの最新マイクロチップ・アーキテクチャであり、前世代の「Nehalem」アーキテクチャに取って代わるもの。既存のチップと比べて処理速度およびエネルギー効率にすぐれ、プロセッシング・コアやグラフィックス・プロセッシング・コア、メモリ・コントローラ、キャッシュ・サブシステムなどがすべて1チップ上に実装されている。
 Intelでチップ・アーキテクチャ部門の責任者を務めるデビッド・パールマター(David Perlmutter)氏は、4月に開かれた「IDF Beijing」で講演を行い、Sandy Bridgeの初期バージョンはサーバではなくラップトップPCおよびデスクトップPCに向けたものになると語っていた。また、同チップを搭載する製品が発売されるのは、一般的に考えてチップ出荷開始から数カ月後になるだろうとも述べた。

ミラーレス一眼カメラ

デジタル一眼レフカメラの基幹部品であるミラー(反射鏡)と光学式ファインダーを省いたレンズ交換式のデジタルカメラ。一眼レフカメラはレンズが取り込んだ画像をミラーに反射させ、のぞき込み式の光学式ファインダーで確認する方式を採用している。ミラーレス一眼カメラはミラーなどを省くことで小型軽量化する一方一眼レフカメラに近い画像処理半導体や光感知センサーを搭載している。

木星での発光現象、撮影=小惑星など衝突か―熊本のアマ天文家

木星に小惑星などの小天体が衝突した際に生じたとみられる発光現象を熊本市内のアマチュア天文家立川正之さん(52)が21日、観測し、撮影に成功した。木星への小天体衝突は1994年の「シューメーカー・レビー第9彗星(すいせい)」などの例があるが、衝突の瞬間が観測された例は極めて少ないという。
 立川さんによると、発光現象が起きたのは21日午前3時22分ごろ。木星の赤道よりやや北側で光の点が生じ、約1.7秒間で消滅した。
 立川さんから報告を受けた国立天文台の渡部潤一准教授は「おそらく、小惑星や彗星などが衝突したものと思われるが、直接観測された例は極めて少なく、珍しい」と話している。
 立川さんは、木星のしま模様の観察を長年続けており、この日も木星の撮影をしていたが、「まさかこんな現象が見られるとは思わなかった」と話している。

月は縮んだ!半径100mも…米チーム分析

月がわずかながら縮んでいることを示す痕跡を、米スミソニアン航空宇宙博物館(ワシントン)の天文学者らが発見し、米科学誌サイエンスで発表した。

 研究チームは、米航空宇宙局(NASA)の月観測衛星「ルナー・リコネサンス・オービター」が撮影した高解像度の写真を分析、14の断崖(だんがい)が月の表面に散在しているのを確認した。月の地殻が冷えて月面が収縮した結果、断崖ができたらしい。月の半径(赤道方向)の1738キロに対し、約100メートル縮んだと推定される。

 断崖は1970年代のアポロ計画の探査で最初に見つかった。今回、月全体に分布していることがわかり、月が収縮している有力な証拠となった。

 月は約45億年前に誕生した。同博物館のトーマス・ワターズ博士は「今から10億年以内にできた断崖で、地質学的には比較的新しい。月は現在も縮んでいるかもしれない」としている。

<自転車事故>保険の認知度低く 損保各社、販売中止

自転車と歩行者の事故が10年間で3.7倍に増え、自転車側への高額賠償判決が相次ぐ一方、それに備える保険への関心が極端に低く、損害保険各社が3月までに「自転車総合保険」の販売を中止していたことが分かった。警察庁所管の日本交通管理技術協会が交付する「TSマーク」に伴う安価な自転車保険の加入率も現在2%。全日本交通安全協会が05年に約900人を対象としたアンケートでは「保険に加入」16.5%に対し「保険自体を知らない」が54.9%に上っていた。

 自転車は、車やオートバイが強制的に加入させられる自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の対象外。自転車の車道走行のルールを厳格化するため道路交通法が改正された07年以降、歩行者をはねた自転車側に対する高額賠償判決が相次いでいるが、自転車が保険未加入のため被害者に賠償が及ばないケースも生じており、保険における安全網構築の重要性が改めて浮かんでいる。

 損保各社は80年から自転車総合保険の販売を始めた。自転車に乗っていて自分が死傷した場合と、他人を死傷させたり物を壊した場合のいずれも補償。年3000円の保険料で、最高2000万円の対人事故補償が標準的だった。

 しかし、05年以降の保険商品簡素化の中、自転車総合保険も整理対象になり、3月で販売を中止。現在は、自転車事故やそれ以外も含めて他人の身体などに危害を与えた際に賠償する「個人賠償責任保険」を、火災保険や傷害保険などに特約として付けるよう勧めている。

 「自転車保険のニーズはあり、方法次第でビジネスになる」(朝日火災海上保険の営業担当幹部)と将来性に期待を寄せる声もあるが、ある損保関係者は「保険料が安い割に支払いが多く、販売実績も少ない。経費を考えると特約として販売した方が効率的」と指摘。日本損害保険協会も07~09年度、自転車の交通ルールや賠償について説明する冊子を12万5000部発行しPRに努めているが「『自転車に乗るなら保険に加入する』との認識は広まっていない」(損保関係者)という。

 このため現在、自転車専用の保険は、学校や企業など団体向けの販売や、生活協同組合連合会の組合員向けなどにとどまる。他保険の特約については、どの程度普及しているかは不明だ。

 一方、日本交通管理技術協会は、自転車店での購入時や点検・整備時に1000~2000円程度の手数料で「TSマーク」(有効期間1年)を自転車に張り、対人死傷で最高2000万円を補償する保険制度を展開している。だが、09年度のTSマーク交付枚数は約141万枚で、08年の全国自転車保有台数約6910万台のわずか約2%にとどまっている。

2010/08/20

金総書記が精密検査…対北朝鮮ラジオ放送

韓国の民間団体が運営する対北朝鮮短波ラジオ局「開かれた北韓放送」(電子版)は20日、北朝鮮の消息筋の話として、金正日キムジョンイル総書記が今月2~14日、咸鏡南道ハムギョンナムド咸興ハムフンの招待所で、フランス人医師から脳血管と中枢神経の精密検査を受けた、と報じた。
 今夏の猛暑で金総書記の健康に負担がかかっているため、北朝鮮の医師団が検査を要請したという。

2010/08/19

自宅から覚醒剤とみられる微量の粉末 使用容疑で清水健太郎容疑者送検

元俳優の清水健太郎(本名・園田巌)容疑者(57)が覚醒(かくせい)剤の使用容疑で逮捕された事件で、警視庁が18日に清水容疑者宅を家宅捜索した際、微量の覚醒剤の粉末のようなものを押収していたことが19日、同庁組織犯罪対策5課への取材で分かった。また、清水容疑者が9日午後にJR上野駅で職務質問を受けた際、覚醒剤とみられる粉末が付着したストローと香水入れを持っていたことも判明。

 同課は清水容疑者が常習的に覚醒剤を使用していたとみて、粉末の鑑定を急ぐとともに入手ルートなどを調べる。

 同課は19日、清水容疑者を覚せい剤取締法違反(使用)容疑で東京地検に送検した。

ネット検索、「最も危険な有名人」はキャメロン・ディアス、マカフィー発表


マカフィーは、8月19日、2010年の「インターネット検索で最も危険な有名人」は、俳優のキャメロン・ディアスだと発表した。
 サイバー犯罪者は、人気のある有名人の名前を使用して、ユーザーをウイルスやスパイウェア、スパム、フィッシングなど、不正ソフトを数多く掲載しているウェブサイトに誘導することが多い。マカフィーは、毎年インターネット上で誰をキーワードにして検索すると危険性の高いウェブサイトに誘導されやすいかを調べ、「危険な有名人」発表している。
 4年目を迎える今年は、1位がキャメロン・ディアス、2位がジュリア・ロバーツ、3位がジェシカ・ビールという結果になった。
 1位のキャメロン・ディアスは、現在『ナイト&デイ』『シュレック フォーエバー』などの大ヒット映画で注目を集めている。「Cameron Diaz and screensavers」で検索したところ、19%のサイトが悪意のあるダウンロードを含んでいると特定された。
 2位のジュリア・ロバーツはアカデミー賞俳優で、米国でも人気が高い。次回作『食べて、祈って、恋をして』が話題となっている。
 09年の「最も危険な有名人」だった俳優ジェシカ・ビールは、今年は3位と二つ順位を落としたものの、ジャスティン・ティンバーレイクとの交際と破局を繰り返し、注目を浴び続けている。
 そのほか、人気コスメブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」のトップモデルであるジゼル・ブンチェン(4位)、アドリアナ・リマ(6位)、ハイディ・クルム(7位)が上位にランクイン。彼女たちの素材をダウンロードしようと検索すると、リスクの高いサイトが表示されるという。
 また、プロテニス選手のマリア・シャラポワとアンディ・ロディックが、それぞれ13位と14位に入った。スクリーンセーバーを検索すると、危ないサイトが大量にヒットするという。
 同社では被害を防ぐために、包括的なセキュリティソフトを購入し、ウイルス定義ファイルを常に更新しながら継続的に使用することを強く勧めている。

中国・新疆で電動三輪車が爆発、7人死亡

新華社電によると、19日午前10時30分(日本時間同11時30分)ごろ、中国西部の新疆ウイグル自治区アクス近郊の橋の上で電動三輪車が爆発し、7人が死亡、12人が負傷した。地元の警察当局が明らかにした。

「mixi」アクセス障害 「インフラ寸断」2102万人 代替手段持たず…難民

10日夕から12日未明にかけ、国内最大級のSNS「mixi」がアクセス障害に陥り、登録者2102万人(7月末現在)が「インフラ寸断」に見舞われた。イベントの開催やグッズの譲渡など多目的に使用していながら、代替通信手段を持たないユーザーもいたためだ

最後の米軍戦闘部隊、イラク撤退

米主要メディアは18日、イラク駐留米軍の最後の戦闘部隊が現地時間の19日、撤退したと報じた。2003年3月の開戦以来、イラク戦争は終結に向け大きな節目を迎えた。米国はアフガニスタンでテロとの戦いに一段と戦力を集中させる。
 オバマ大統領は同日、イラク撤退に関する米国民向けのメッセージを出し「わたしは就任以来、イラク戦争を責任を持って終わらせる計画を進めてきた。われわれの戦闘任務は今月完了し、イラクは国の治安を守る責任を担う」とコメントした。また、「過去18カ月間で9万人以上をイラクから撤退させた」と強調した。
 戦闘部隊撤退は、オバマ米大統領が公約にしている、11年末までのイラク完全撤退の成否を占うものとなっていた。09年1月のオバマ大統領就任時に駐留規模は14万4000人だったが、戦闘部隊が完全に撤退すれば、今月末には駐留規模は5万人になる。 

2010/08/18

清水健太郎容疑者 覚せい剤使用の疑いで逮捕

警視庁組織犯罪対策5課は18日、俳優の清水健太郎容疑者(57)=本名・園田巌=を覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕した。清水容疑者が薬物関連容疑で逮捕されるのは5度目。
懲りない人ですね。。。



2010/08/17

フェースブックで交通違反の通報続々 ニューデリー

 車線を無視して無秩序に行き交う車やスクーター、三輪バイク、自転車。インドの首都ニューデリーの交通警察はこのほど、市民の交通マナー向上に向けて、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)サイト、フェースブックに専用アカウントを設けた。違反の通報が多数寄せられ、効果を上げているという。

アカウントには5月の開設以来、1万8000人以上のファン登録があった。警察側は当初、道路の損壊や標識、照明の不備などに関する苦情が集まるとの見方を示していたが、予想に反して交通違反の通報が相次いだ。1台のバイクに大人3人と子ども3人が乗っている画像など、定員オーバーや駐車違反、違法ナンバープレート、ヘルメット不着用といった違反行為の通報が、写真や動画付きで寄せられている。その数はすでに3000件を超えた。

同市交通警察によると、600万台を超える自動車や軽車両が行き交う同市では、1日あたりの交通違反摘発件数が1万件近くになる日もあるという。

同市交通警察トップのサティエンドラ・ガルグ氏によると、画像に写ったナンバープレートなど、フェースブックの情報のみを根拠に発行された違反通知は、約700件に上っている。フェースブック経由の通報に対応する専任スタッフも配置されたという。

サイトの乱用やプライバシー問題への懸念も指摘されるが、これまでにうその通報などは見つかっていない。フェースブックの導入で警察の仕事は増えたが、ガルグ氏は、市民による通報という考え方自体を「歓迎する」と話している。

バグダッドの軍施設で自爆テロ、死傷者160人以上

イラク警察によると、首都バグダッドにあるイラク軍新兵募集センター前で17日午前、自爆テロが発生し、少なくとも45人が死亡、121人が負傷した。

現場は市中心部の商業地区。センター前にはイラク人男性らの列ができていた。自爆犯は着衣に仕掛けた爆弾を起爆させたとみられる。

米軍戦闘部隊の撤退が今月末に迫るなか、イラク当局は治安向上への取り組みを強化している。新兵募集センターを標的とした攻撃は数カ月前から各地で続発している。

第二の人生に影を落とす!?肺の生活習慣病COPD

世界禁煙デー(5月31日)をきっかけに、禁煙を決意したGさん(41歳)。タバコの値上がりもさることながら、慢性閉塞肺疾患(COPD)を患う68歳の父親が「タバコをやめないと、定年後の楽しみが半減するぞ」とため息をついたからだ──。

 COPDは肺の慢性的な炎症が本態の病気。長いあいだに気道や酸素交換を行う肺胞が破壊され、咳や喀痰、階段を上ると息切れを起こすなどの症状が出る。特に息を吐き出すことが難しくなる。口をすぼめて呼吸をすると楽になるので、階段の途中でフーフー息をついていたら要注意。進行すると肺ガン並みのたちの悪さを発揮し、酸素吸入が必要なほど重症化すると5年生存率は50%に満たない。

 いちばんの原因はなんといっても喫煙。別名「タバコ病」「肺の生活習慣病」と呼ばれるゆえんだ。もちろん喫煙者すべてがCOPDになるわけではないが、今のところ何が明暗を分けるかは解明されていない。自分がはたしてどちらに入るのか、人生初めての1本に火をつけた時点で賭けに出ているようなものだ。2008年の患者調査によると国内の患者数は約22万人。あくまで病院で診断された数値であり、累積喫煙者数を考えると、未受診の潜在患者は、これを大きく上回ると考えられる。

 COPDは病気の進行が遅く、初期症状が風邪や喘息と区別しにくい。病気を自覚するのは、加齢の影響で症状が強く現れ始める60代以降。これから悠々自適の生活という矢先に、突如として息切れと咳に行動を制限されてしまうのだ。ゴルフや旅行どころか、散歩もままならず、ストレスからうつ病を併発するケースも多い。定年まで一生懸命に働いた結果がこれではなんともやりきれない話だ。

 つらい結末を避けるには早めの禁煙しかない。喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が400を超えると、COPDに限らず、肺ガン、咽頭ガンのリスクがぐっと上昇する。30~40代の喫煙者はただちに禁煙するべきだ。すでに喫煙指数が400をオーバーしている人は言うまでもない。

 また40歳以上で喫煙歴がある、あるいは長年、受動喫煙者であった人は定期的にスパイロ検査を受けること。息を吐き出す力を計測する検査で、同年代の健康な肺と比較した「肺年齢」もわかる。深く息を吸い込んだ後、できるだけ早く息を吐き出した最初の1秒間に、努力性肺活量の70%以上を吐き切ることができれば正常、70%未満はCOPDが疑われる。

北がジョンウン氏バッジと肖像画製作、来月にも配布?

北朝鮮が金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男・ジョンウン氏のバッジと肖像画を既に大量に製作したと、韓国の北朝鮮向け民間短波ラジオ「開かれた北韓放送」が16日に報じた。
 同放送は北朝鮮高官筋の話として、北朝鮮の万寿台創作社1号創作室が4月末に上から指示を受け、ジョンウン氏の肖像記章(バッジ)と肖像画を大量に製作したと伝えた。早ければ来月の党代表者会で一部の高位幹部らにジョンウン氏のバッジが配られる可能性もあるという。万寿台創作社は北朝鮮一の創作団体で、作家、従業員ら構成員は3000人に上るといわれる。
 また、金総書記の場合、肖像画は金総書記が正式に故金日成(キム・イルソン)主席の後継者となった1980年代初めから正式に使われたとされるが、バッジの使用は、金主席が死亡した1994年から一部幹部だけに認められたという。一般住民は今でも金主席のバッジを着けていると伝えた。
 北朝鮮で金日成大学教授を務めた対外経済政策研究院国際開発協力センターの趙明哲(チョ・ミョンチョル)所長は、バッジについては大量に製作してもいつから使えるかは分からないが、肖像画は来月の党代表者会を機に、各家庭や公共機関に配布される可能性があると話している。

子ども350万人に感染の危険=洪水被害のパキスタン―国連

大規模な洪水により飲料水が汚染され、伝染病流行の恐れが高まっているパキスタンで、約350万人の子どもが感染の危険にさらされていることが分かった。米欧メディアが16日、国連人道問題調整事務所(OCHA)報道官の話として伝えた。
 同報道官によると、約600万人がきれいな飲み水を必要としているが、資金不足のため100万人にしか供給できていない。洪水による直接の被害が収まっても、食料や飲料水の不足、不衛生で犠牲者が増える可能性があるという。 

強力な多剤耐性菌が拡散=インド・パキスタンから―初の死者、監視訴え・国際チーム

抗生物質がほとんど効かなくなる遺伝子を持つ多剤耐性菌がインドやパキスタンで広がり、両国に旅行して感染する例が増えていると、インド・マドラス大や英健康保護庁(HPA)などの国際研究チームが16日までに英医学誌ランセット電子版に発表した。
 AFP通信によると、パキスタンで交通事故に遭い、入院した際にこの耐性菌に感染したベルギー人男性が帰国後の6月に死亡。最初の死者と報じられた。インドなどで治療を受けた際に感染した人は英国やオーストラリアでも見つかった。
 この遺伝子は「ニューデリー・メタロベータラクタマーゼ1(NDM―1)」と呼ばれる酵素を作る働きがあり、大腸菌や肺炎桿(かん)菌などさまざまな細菌に広がっている。研究チームは、NDM―1遺伝子を持つ細菌が世界各地に拡散する可能性が高く、各国当局が協力して監視する必要があると指摘している。
 研究チームによると、この遺伝子は細菌が染色体とは別に持つ小さな環状DNA「プラスミド」にあるため、細菌から細菌へ移りやすい。多剤耐性菌によく使われる「カルバペネム系抗生物質」が効かないことが、懸念を高める要因となっている。

<グーグルマップ>不動産検索スタート 好みの賃貸住宅を表示

グーグル日本法人は12日、同社の地図サービス「グーグルマップ」で新たに、賃貸住宅の情報の掲載を始めたと発表した。検索窓に「不動産」「地名」を入れて検索すると、地図上に、該当地域にある賃貸住宅の位置が表示される。広さや家賃などを指定して検索することもできる。

 掲載される不動産は、不動産情報データベースを運営する「ジアース」(東京都千代田区)が提供する全国約100万件。グーグルは今後、情報提供を受ける企業を増やし、複数の不動産情報を1ページで表示できるようにしたい考え。モバイル版での提供は未定。米国、英国、オーストラリア、ニュージーランド、インドですでに提供されており、日本は6カ国目になる

【インタビュー】検索の先にある未来=グーグルCEO

一部の目には、米グーグルは最近やや精彩を欠いているように見える。株価は下がり、かつてはグーグルの牙城であった検索事業も、米アップルのスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の登場と共に、ブラウザー(ウェブ閲覧ソフト)やグーグルの検索ボックスをほとんど必要としない新たなウェブ利用法が興隆しつつある。

 この「アプリ」革命の到来によって、オンライン広告市場におけるグーグルの支配は終わりを告げるかに見えていた。

 だが、それもすべて半年前までのことだ。13日に本紙のインタビューに応じたエリック・シュミット最高経営責任者(CEO)の話しぶりからは、凋落(ちょうらく)を示す予兆はもちろんのこと、同社が過渡期にあたって危機を迎えている様子さえみじんも感じられなかった。

 その理由の1つは、数日前に同社が、携帯電話事業者がアクティベーション(利用開始手続き)した、グーグルの携帯電話向け基本ソフト(OS)「Android(アンドロイド)」を搭載したスマートフォンの数が推計20万台に達したと公表したことだ。その数は、わずか3カ月前と比較して倍増している。

 今年に入ってから、アンドロイド携帯の販売台数はアイフォーンを上回る勢いで伸びており、世界的な市場シェアでアップルを上回る日も近いとみられている。

 それもそのはずだ。アップルは大幅な利益を上乗せして携帯電話を販売しているのに対して、グーグルはアンドロイドを端末メーカーに無償で提供している。

 だが心配には及ばない、とシュミットCEOは言う。「数十億人の人がアンドロイド携帯を使用するようになれば、そこから利益を得る方法はいくらでもある。とにかく、わたしを信じてほしい。われわれは、いずれアンドロイドで大きな利益を上げることになるだろう」

 「一般に技術の世界では、有用な基盤を手に入れた者が、利益を得ると言われている」とシュミットCEOは言う。例えば、アイフォーン場合、グーグルは検索収益の一部をアップルに支払わなければならないが、アンドロイドの場合、自分たちが収益の100%を手に入れることができる。シュミットCEOは、その違い1つだけでも、アンドロイドの継続的な開発費用を賄うには十分だと述べる。

 そして2つ目の理由が、近いうちに発表予定の「Chrome(クローム) OS」だ。グーグルは、アンドロイドを用いてスマートフォン市場で成し遂げていることを、クロームOSを用いて多機能端末のタブレットや小型・低価格が売りのネットブックの市場で実現したいと考えている。すなわち、将来的な市場シェアの確保とライバル(OS市場の場合は、マイクロソフト)の打倒だ。

 だが、これらは、さほど簡単に達成できるものなのだろうか。グーグルの株価は今年初めから250ドル(約2万1500円)近くも下がっている。財務の専門家は、なぜグーグルが、株の買い戻しや配当の増額などによって、その潤沢なキャッシュをもっと株主に還元しようとしないのかと、いぶかり始めている。

 たとえ多くのキャッシュがあっても、グーグルの経営を支えるシュミットCEO、創業者のサーゲイ・ブリン氏とラリー・ペイジ氏の3人は、決して採算の取れない奇抜なアイデアに散財しようとするだけではないのかと疑う向きもある。

 米フォーチュン誌は先日、グーグルを「ドル箱企業」と称し、次なるヒット商品を求めて横道にそれることなく、本業で利益を上げることにもっと専念すべきだと述べた。

 だが、シュミットCEOの話しを聞く限り、グーグルにとっての最大の難題には、投資家もまだ気付いていないようだ。つまり、「検索」が時代遅れになりつつある今、グーグルにとって主要な収益源であるオンライン広告市場におけるグーグルの特権を、今後いかに維持していくのか。

 グーグルの検索ボックスと俗に「ググる」と言われる検索行為が、もはやわれわれのオンライン生活の中心ではなくなる日が近づきつつある。そうなったとき、グーグルはどうするのか。

 シュミットCEOもこの点について次のように認める。「検索の未来がどのようなものになるかを現在模索中だ。だが、それは前向きな意味での模索だ。われわれは、まだまだ検索事業にかかわっていきたいと考えている。本当だ。だが、検索処理は、入力作業なしで、ますます自動で行われるようになるとも考えている」

 さらにシュミットCEOは補足して、「利用者がグーグルに望んでいるのは、単に自分たちの質問の答えを出してもらうことではなく、次に何をすべきかまで提案することだ」と述べる。

 例えば、あなたが通りを歩いているとする。グーグルは、あなたに関して収集した情報から「あなたが誰で、誰を大切にしていて、どのような友人を持っているか」について大体知っている。さらに、30センチほどの誤差で、あなたが現在、どのあたりにいるかも分かっている。この先の可能性については、シュミットCEOはユーザー次第だと述べる。

 例えば、あなたが牛乳を必要としていて、近くに牛乳を販売している店があった場合、グーグルのシステムがそれを通知してくれる。あるいは、貴重な競馬のポスターをコレクションしている場合、それを販売している店の近くを通りかかったら、それを教えてくれたり、19世紀に実際に起こった殺人事件に関する記事を読んでいた場合、その殺人現場の付近を通りかかったら、それを教えてくれるといった具合だ。

 シュミットCEOは、自分が必要だと意識していなかった情報をパワフルな携帯端末が教えてくれる時代は、もうすぐそこまで来ていると述べる。

 「新聞の魅力は、おもしろい情報を思いがけず得られるところにあるが、今やそうした情報を計画的に提供することが可能だ。実際、電子的にそれを実現可能だ」

 シュミットCEOのこの発言は、この時代においても新聞事業に変わらぬ忠誠を誓うわれわれ編集者を明らかに意識したものだ。シュミットCEOは、悲嘆に満ちた口調で「米新聞業界を襲う経済的大惨事」について語った。

 同CEOはわれわれに対して、来るべき新聞業界受難の時代においては、信頼ある「ブランド力」がこれまで以上に重要になるだろうと述べたものの、即座に、新旧いずれのブランドが勝つかは分からないと付け加えた。

 「(ニュース収集事業の不採算性という)問題を解決する唯一の方法は課金性を高めることであり、わたしが知る限り課金性を高める唯一の方法はターゲティング広告の活用だ。つまり、われわれの得意分野だ」

 シュミットCEOは、消費者の趣味や嗜好(しこう)に沿って情報や広告を表示させるターゲティング広告の信奉者だ。なぜなら、すべてにおいてターゲティングの重要性を信じているからだ。

 「個人にターゲットを絞る技術は今後も発展を続け、やがて観るもの、消費するものすべてが、何らかの形で各個人にカスタマイズされたものになるだろう」

 そのような世界を想像すると、ちょっとぞっとする。だが、投資家や企業経営者にとって最大の疑問は、当然ながら、そうしたビジネスチャンスを支配するのはどの企業かということだ。グーグルは、自らをメディア業界の味方であり、支援者とみなしているが、情報ターゲティングを支配する側であるともみている。

 この点について、シュミットCEOは次のように述べる。「検索ボックスから(次の段階へ)の移行は、統語論から意味論への移行だ。すなわち、入力内容そのものだけでなく、それが持つ意味が重要になってくる。その意味を判断する役目を担うのが『人工知能』だ。われわれは、その分野で長年世界をリードしていくだろう」

 だが、グーグルは今、至る所で、法的・政治的・規制的な障害に直面している。グーグルが率先してきたネットの中立性をめぐる議論はここにきて、にわかに急転回している。かつての「公益」セクターの仲間の多くが、グーグルを「裏切り者」と非難し始めている。

 グーグルは先週、かつての敵、米通信大手ベライゾンと共に、ネットの中立性に関する一連の「原則」について提言を行ったが、特筆すべきは、中立性の原則は無線ネットワーク市場には適用されないとしている点だ。「無線VS有線の問題は泥沼化している。それはグーグルの問題ではなく、米連邦通信委員会(FCC)の問題だ」と、シュミットCEOは述べる。

 だが、ちょっと待ってほしい。最近ではインターネットの未来といえば、無線ネットワークのことを指すのではないか。また、アンドロイドOSの推進に向けたグーグルとベライゾン間の新たなパートナーシップの根本的な基盤は無線ネットワークにあるのではないか。

 だがグーグルは今、一人仲間の隊列から離れ、近い将来需要が容量を上回る可能性の高い携帯ネットワークに関して、中立性にかかわるまったく非現実的な議論を投げかけている。

 この問題はグーグルを政治的に厄介な立場に追いやるものではないとしても、米オラクルと同社のラリー・エリソンCEOをはじめ、政治的に同社を追い詰めようとするライバル企業の動きにあおられて、独占禁止法やプライバシー、特許といった規制当局のグーグルに対する監視の目はますます厳しくなっている。

 シュミットCEOも、あきらめ口調で次のように認める。「グーグルのやることすべてが、とにかく気に入らない人たちがいる。その筆頭がマイクロソフトだろう」

 この点についてはシュミットCEO自身、身に覚えがある。サン・マイクロシステムズの最高技術責任者(CTO)を務めていた1990年代、シュミットCEOは、独占禁止法違反をめぐるマイクロソフトへの攻撃で急先鋒に立ってきた。

 逆の立場となった今、シュミットCEOは、グーグルはマイクロソフトがし損なったことをやり遂げることで、この難関を乗り切り、勝利を収めていくと述べる。すなわち、何ごとにおいても「顧客志向」を忘れず、「公正な」競争を心がけることだという。

 グーグルは、プライバシーという政治的難題に対する自らの動機についても、同様の寛容な見方をしているようだ。シュミットCEOは、グーグルにはユーザーを適切に扱わなければならないと考える強い動機があるため、規制は不要だと述べる。なぜなら、グーグルの個人情報の活用方法に「気味の悪さ」を感じれば、ユーザーは即座にグーグルから離れていくと分かっているからだという。

 本当にそうだろうか。例えば、グーグルの写真管理ソフト「Picasa(ピカサ)」を使用して数千もの写真を管理している人にとって、すぐにその利用をやめることは、それほど簡単だろうか。

 あるいは、グーグルの電子メールソフト「Gmail(ジーメール)」を10年以上も使用している人や、マイクロソフトの文書管理ソフト「Office(オフィス)」の代わりにグーグルの「Google Docs(グーグル・ドックス)」を使用している中小企業の経営者はどうだろうか。

 そもそも、これらグーグル・サービスは、ユーザーが継続的に使用する、あるいは継続的に使用せざるを得ないよう意図して開発されているものではないのか。

 シュミットCEOは、プライバシーの問題は単にグーグルだけの問題にとどまらないと述べるが、確かにそのとおりだ。「常に誰もが、あらゆる情報を手に入れたり、知ることがきたり、記録できる社会をみなが望んでいるとは思わない」と、シュミットCEOは述べる。

 さらに、いずれ誰もが、友人のソーシャル・メディア・サイト(SNS)に記録された若かりし日の自らの愚行の記録を抹消するため、成人すると同時に改名できるようになる日が来るかもしれないと、シュミットCEOは大まじめに予測する。

 「これは、社会全体で考えなければならない問題だ。このほかテロや悪事への利用といったもっと恐ろしい事態についても考慮が必要だ」と述べる。

 だからといってグーグルは、SNSの価値を疑っているわけではない。シュミットCEOはフェースブックを「重要な企業」と呼び、非常に高く評価している。シュミットCEOは、SNS業界には現在「多くのもうけ話があり、多くのベンチャー投資が行われている」が、将来「重要な企業」になる可能性があるのは、現在新たに台頭しつつある多数の新興企業の中でも1社か2社だけだと予想する。

 グーグル自体、現在は確かに成功を収めているものの、いずれすぐに消えてなくなる可能性もあると疑う向きもある。だが、同社は、技術力に絶大な自信を持っている。シュミットCEOは、同社の動画配信サイト「YouTube(ユーチューブ)」を例に挙げる。

 当初、世界中のユーザーからサーバーにアップロードされる動画の量が膨大になり、同社にとってほぼ対処しきれない状態にまでなった。だが、最も人気の高い動画のデータを世界各地のローカルサーバーに持たせる「プロキシキャッシュ」という技術によって状況を打開することができたという。

 「グーグルが発明したこの技術によって、データをユーザーに近い場所に置くことができるようになった。これは極めて大きな技術的成果だ」

 だが、他の多くのグーグルのプロジェクトと同じく、ユーチューブにも、そこからどのように利益を得るのかという問題が依然残っている。

 グーグルは、検索ビジネスで成功を収め、携帯市場でも成功の兆しを見せ始めている。だが、その後については、シュミットCEOにもまだ予測不能のようだ。