フィリピン警察によると、マニラ首都圏マカティ市で27日夕、民事介入暴力事件などに取り組んでいた第一東京弁護士会所属の弁護士、猪狩俊郎さん(61)とみられる遺体が見つかった。複数の薬を服用した形跡があり、警察は自殺の可能性があるとみて調べている。
遺体が見つかったのは同市の高級住宅街で、在フィリピン日本大使館が確認を急いでいる。
猪狩さんは福島県田村市生まれ。横浜地検などに検事として在籍後、1990年に弁護士登録した。第一東京弁護士会民暴対策委員長やプロ野球暴力団等排除対策中央協議会委員などを歴任。ゼネコン汚職事件で収賄罪に問われた元茨城県知事の弁護を担当したほか、長年、暴力団排除を中心とした講演活動を行い、テレビの法律相談番組にも出演していた。
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