2010/08/28

グーグル、Gメールから固定・携帯電話への通話サービス提供へ

米グーグル<GOOG.O>は25日、Gメール利用者がパソコン画面から直接、固定電話、携帯電話と通話できるサービスを提供開始すると発表した。今後はインターネット電話サービスのスカイプ、従来からの電話事業会社であるAT&T<T.N>、ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ.N>などと直接競合する。

 グーグルはすでにパソコン間の音声、ビデオ・チャットサービスを提供しているが、25日からはパソコンのマイクを使用してGメール画面から直接、固定電話、携帯電話を呼び出しての通話が可能になる。

 同社は年内いっぱい、米国、カナダ向けの通話を無料とし、両国以外に対しても英国、フランス、ドイツ、中国、日本向けの通話料金を1分2セント程度とするなど低水準に設定する。

 アナリストによると、Gメール通話サービスは、既存の電話会社よりもスカイプなどのインターネット電話サービスと競合し、より大きな脅威となる。ここ数年、電話事業会社は競争激化に対応してすでに大幅な料金引き下げを実施している。

 ハドソン・スクエア・リサーチのアナリスト、トッド・リスマイヤー氏は「スカイプにとってリスクとなる。非常に知名度の高いブランドが競争相手になった」と述べた。

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