中国の経済成長の原動力は、輸出から国内消費へ変わりつつある。そして、消費を支えているのが、上記に挙げたような都市部の中間層だ。また、中央政府も、国内の消費を喚起する政策を実施予定だ。「2011年から始まる『第12次5カ年計画』で中央政府は、低所得者層の『所得倍増』を計画中」(フィスコ孫健蕾さん)。
低所得者層が、中間層レベルの所得水準になれば、13億人の人口を誇る中国、その爆発力は計り知れない! 中間層のデータとともに消費動向をチェックして、爆騰中国株を見つけるヒントを探してみよう!
中国では、共働きが当たり前。家政婦を1時間当たり数十元(数百円)から雇えるので普通の家庭でも共働きが可能だ。平均年収は3万~5万元(約39万~65万円)だが、共働きなら、その2倍の約6万~10万元(約78万~140万円)になる。
このような中間層が最も欲しいのは家と車だが、年収に対してその価格はかなり高い。自動車は、7万元(約91万円)ぐらいから、不動産に関しては、「上海では、郊外の物件でも、70~100平方メートルで100万~120万元(約1300万~1560万円)ぐらいする」(フィスコ孫さん)。
自動車でも共働き世帯がなんとか買えるといったところ。しかし、保有率が8・8%程度と低く、成長する余地が大きいのも事実。
一方で、家電の普及率は都市部では、かなり高い。テレビと携帯は、1世帯当たりの保有率が100%を超えている。しかし、農村部での普及率が低い家電も多い。
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