2010/08/19

最後の米軍戦闘部隊、イラク撤退

米主要メディアは18日、イラク駐留米軍の最後の戦闘部隊が現地時間の19日、撤退したと報じた。2003年3月の開戦以来、イラク戦争は終結に向け大きな節目を迎えた。米国はアフガニスタンでテロとの戦いに一段と戦力を集中させる。
 オバマ大統領は同日、イラク撤退に関する米国民向けのメッセージを出し「わたしは就任以来、イラク戦争を責任を持って終わらせる計画を進めてきた。われわれの戦闘任務は今月完了し、イラクは国の治安を守る責任を担う」とコメントした。また、「過去18カ月間で9万人以上をイラクから撤退させた」と強調した。
 戦闘部隊撤退は、オバマ米大統領が公約にしている、11年末までのイラク完全撤退の成否を占うものとなっていた。09年1月のオバマ大統領就任時に駐留規模は14万4000人だったが、戦闘部隊が完全に撤退すれば、今月末には駐留規模は5万人になる。 

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