2011/09/22

台風15号 北日本で強風・高波に警戒


 強い台風15号は21日午後2時ごろ浜松市付近に上陸して北東へ進み、午後10時ごろ東北沿岸に抜けた。東海や関東、甲信で非常に激しい雨が降り、台風の加速につれて風も強くなった。気象庁は大雨や河川の氾濫(はんらん)、暴風、高波への警戒も呼びかけた。
 台風15号の中心気圧は970ヘクトパスカル、最大瞬間風速は50メートル。中心から南東側190キロ以内と北西側70キロ以内で風速25メートル以上の暴風となっている。21日午後6時までの24時間雨量は多いところで、西日本と東日本で400ミリ、東北でも200ミリに達した。中でも山梨県では局地的に1時間に約100ミリの記録的な豪雨となった。
 東京都心でも1時間に28ミリの雨が降った。気象庁は「雨がしみこむ土が少なく、河川も短いので水があふれやすい」と説明している。

2011/09/09

バセドウ病

バセドウ病は20~30歳代の若い女性に多い病気です。ちょうど就職、結婚、妊娠、出産など人生の大きな節目となるできごとが重なる年代で、それが病気の発症に深くかかわっていたり、治療を受けるうえで大きな不安材料になったりしています。なかには、バセドウ病になると治らない、子どもを産めないなどと心配する人もいますが、これは大変な誤解です。病気について正しく理解して適切な治療を受ければ、子どもも産めますし、普通に生活することができます。

 バセドウ病は、免疫の異常によって起こる自己免疫疾患です。私たちの体には、外敵から身を守る免疫機能が備わっていて、細菌やウイルスなどが侵入したとき、抗体をつくって排除しようとします。自己免疫疾患では、何らかの理由でこの免疫システムに異常が起こり、自分の体の成分も敵とみなし、自分自身を攻撃する抗体をつくり出してしまうのです。

 バセドウ病の場合、敵とみなされるのは甲状腺にあるTSH受容体といわれる部分です。ここは、脳の下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)を受け取る受容体ですが、これが敵とみなされると、TSH受容体に対する抗体がつくられ、TSH受容体を刺激します。すると、甲状腺ホルモンがつくられ続け、過剰に分泌されることになります。
 このようにバセドウ病は、免疫の異常によって起こることはわかっていますが、どうして免疫異常になるのか、根本原因は明らかになっていません。

 そもそも甲状腺ホルモンは、全身の代謝を促す働きをする「元気のもと」のような役目を果たしています。通常、分泌量は一定に保たれていますが、過剰に分泌されると、さまざまな症状となって現れます。このような状態を甲状腺機能亢進(こうしん)症といい、その代表的なものがバセドウ病です。
 典型的な症状は、首(甲状腺)が腫れる、目つきが鋭くなる、食欲はあるのに体重が減るなどです。ほかに、どうき、不整脈、頻脈、高血圧、イライラ、のぼせ、多汗、疲れやすい、のどの渇きなどもよくみられる症状です。

Google、レストランガイドのZagatを買収

Googleは9月8日(現地時間)、娯楽情報を提供する米Zagat Surveyの買収を発表した。

Zagatは1979年に米ニューヨークで誕生した。料理評論家の判断に頼るレストランガイドに疑問を抱いたTim Zagat氏とNina Zagat氏が、友達のおすすめをまとめたレストランガイドを作り始めたのがきっかけだ。以来、一般の人々からの膨大なアンケート回答を統計処理する手法がZagat Surveyの特徴となっている。現在はアンケート対象が13カテゴリー・世界100都市以上に広がり、その回答をまとめたガイド・娯楽情報を書籍やWeb、モバイルアプリなど様々な方法で提供している。

GoogleバイスプレジデントのMarissa Mayer氏は「今日のような形でインターネットが使われるようになる前に、友達から集めたレストランのおすすめを統計処理してレーティングしていた彼らのサーベイは、UGC(ユーザー生成コンテンツ)の草分けの1つと言えるでしょう。その象徴であるポケットサイズのガイドブックには要約とコメントの抜粋が巧みにまとめられていて、エレクトロニクスによるモバイルが現れる以前からモバイルでした」と述べている。今後、Zagatの製品にGoogle検索やGoogle Mapsなどを組み込んでいくという。

紳助さん、暴力団幹部との2ショット写真あった!…「FRIDAY」が掲載

9日発売の写真週刊誌「FRIDAY」が、暴力団関係者との親密な関係を理由に芸能界を引退した元タレント・島田紳助さん(55)と暴力団幹部とのツーショット写真を掲載している。紳助さんは8月23日の会見で「(暴力団に)手紙を送ったとか、写真があるとか…あるわけない」と話していたが、発言の信ぴょう性を否定しかねない写真が出てきた。

 同誌によると、紳助さんと肩を寄せ合って写真におさまっている人物は、紳助さんが会見で「Bさん」としていた指定暴力団山口組の幹部。同誌は、紳助さんがその幹部と写った写真は「大阪府警が見つけたものだけではなかった」としている。

 紳助さんは会見で「Bさん」との関係について、「Aさん」こと元プロボクシング世界王者・渡辺二郎被告(56、恐喝未遂罪で実刑判決を受け上告中)の仲介でトラブル解消を依頼したと明かしたが「直接会ったのは十数年で5回程度。交際とか交流とか認識はなかった」と釈明していた。

 紳助さんが所属していた吉本興業はこの日、所属タレントや従業員が暴力団などによるトラブルを相談できる窓口を新たに設ける方針を決定したが、そのきっかけになった紳助さんと暴力団の濃厚な関係を示す写真について同社の広報担当者は「写真の存在は知らなかった」と説明。さらに「そういう写真があるかないか本人に聞いたことはあるが、『ない』と答えた」と、紳助さんがウソをついていたとの認識を示した。また吉本興業が設定した引退会見で紳助さんが虚偽を述べた可能性が出てきたことに同社の道義的責任については「本人の問題」と否定している。

 ◆TBS「プロデュース大作戦」打ち切り TBSはこの日、紳助さんがレギュラー出演していた「紳助社長のプロデュース大作戦!」(水曜・後7時)の放送打ち切りを発表した。10年4月にスタートした同番組は、紳助さん自身が企画をプロデュースし、沖縄・宮古島の民宿経営や今年8月には鈴鹿8時間耐久ロードレースに挑戦などしていた。改編期に当たるため、10月11日までは単発の特別番組を放送する。18日以降については調整中だ。