2014/10/15

中国政府、香港民主化デモを支持する台湾の姿勢に不快感

台湾との対話窓口である中国国務院の台湾事務弁公室は、台湾の馬英九総統が先に香港の民主化デモへの支持を表明したことに「無責任な発言」として強い不快感を表明した。同総裁は先週デモへの支持を表明し、中国に民主化を促す発言をした。
中国政府、香港民主化デモを支持する台湾の姿勢に不快感: 10月15日、中国政府は、香港民主化デモを支持する台湾の姿勢に不快感を示した。香港で14日撮影(2014年 ロイター/Carlos Barria)© ロイター 10月15日、中国政府は、香港民主化デモを支持する台湾の姿勢に不快感を示した。香港で14日撮影(2014年 ロイター/Carlos Barria)
馬英九総統は歴代台湾総統の中では大陸寄りの姿勢で知られ、2008年の就任以来、一連の経済・貿易協定の締結を通して中台間の関係深化に務めてきた。しかし市民の間では共産党の一党支配が続く中国に対する警戒感が強く、この3月には中国との貿易協定に反対するデモ隊が議会を占拠する事態となった。
范麗青(ファン・リーチン)報道官は、台湾が中国の統治システムについて口出しすることに「断固反対する」とし、「台湾はこの件について無責任な発言を控えるべきだ」と語った。その上で「中台が平和的な関係を築いてきたこれまでの努力を無にするような行為を慎むよう希望する」と強調した。

0 件のコメント:

コメントを投稿