サムスンの独自OS「Tizen」搭載のスマホ、再び発売延期に=中国メディア
韓国のサムスン電子は11日、同社の独自OS「Tizen(タイゼン)」を搭載する予定のスマートフォン「Samsung Z」の発売を延期すると発表した。中国メディアの新浪科技が報じた。
サムスンが6月初旬に発表した「Samsung Z」は、オープンソースのOS「Linux」をベースとしたサムスン独自のOSタイゼンを搭載しており、4.8インチのHD スーパーAMOLEDディスプレイを採用している。
新浪科技は「サムスンはSamsung Zの発表時に2014年第3四半期にまずロシアで発売し、次いで各市場に投入すると宣言していた」と紹介。さらにサムスンがダウンロードサービス「Tizen Store」を通じてアプリケーションを販売すると発表していたことを紹介した。
続けて記事は、Samsung Zが7月10日にロシアで発売される予定だったが、サムスンが発売を延期すると発表したことを紹介。さらに発売日は未定としたことを伝えた。
サムスンは当初、2013年に日本でSamsung Zを発売する予定だったが、14年6月に延期したうえでロシアでの販売に変更した。
サムスンは当時、日本での販売を取りやめたことについて「市場環境が良くないため」としていた。
記事は業界関係者の発言として、サムスンがSamsung Zの発売を再び延期した理由について「Samsung Zの競争力が欠けているため」と伝え、タイゼンスマホを改善して競争力を持たせない限り、「“市場環境が良くないため”として取りやめた日本での販売が、世界的な規模で“市場環境が良くない”ことに発展する可能性もある」と伝えた。
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