2014/07/12

【経済】米の量的緩和、10月で終了か・・・FOMCで方針一致




米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策を決める米連邦公開市場委員会(FOMC)が、米国債などの資産を買って市場にお金を流す量的緩和を今年10月に終える方針で一致していたことがわかった。FRBが9日公開した6月のFOMCの議事録要旨で明らかになった。

FRBは米国経済が順調に改善しているとして、今年1月に量的緩和の縮小を開始。当初850億ドル(8・7兆円)だった毎月の資産購入額をFOMCの会合ごとに100億ドルずつ減らしており、今の購入額は350億ドルとなっている。

議事録要旨によると、参加者は「経済が見通し通りに改善すれば、10月の会合後に最後の減額をおこなう」との見方でおおむね一致した。これまでは今年後半に終える方針を示していたが、具体的な時期は示していなかった。市場の関心は、来年半ばごろと予想されている利上げの時期に移っている。

また、会合では、数人の参加者が日本銀行による金融緩和を評価する一方、ほかの数人は日本経済の見通しに懸念を示していたことも明らかになった。


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