複数の抗生物質が効かない細菌「多剤耐性アシネトバクター」の院内感染問題で、愛知県三河地方の病院で昨年10月から今年4月にかけ、患者7人が院内感染していたことが6日わかった。
うち2人が死亡したが、県によると、感染との因果関係はないという。
県医務国保課によると、この病院は今年2月、「昨年10月以降で9人が感染した疑いがある」と地元の保健所に届け出た後、4月までにさらに6人の疑い例が報告された。このうち感染が確認された7人の例を詳しく調べた結果、一部が同一株と判明したという。
この病院は、多剤耐性アシネトバクターの集団感染があった藤田保健衛生大病院(愛知県豊明市)との間で、転院など患者の行き来があったが、感染ルートなどは分かっていない。
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