2010/07/24

しあわせの隠れ場所


映画の冒頭でワシントン・レッドスキンズのQBジョー・サイズマンニューヨーク・ジャイアンツローレンス・テイラーにサックされ選手生命を絶たれたプレーが映し出される。実の父親の顔を知らず、母親も薬物中毒で両親から引き離され兄弟とも生き別れになったマイケルは友人と共に裕福な白人がほとんどの私立のクリスチャンハイスクールに入学する。しかし学力は最低レベルで真冬の寒い夜に半袖短パン姿で歩いていた彼を見かけたリー・アンは彼を自宅へと連れ帰る。応接間のソファーに彼を寝かしたリー・アンだが翌朝、ものが盗られていないか心配し起きてみるとそこには丁寧にたたまれたシーツがあり彼はこっそり出て行こうとしていた。彼女は彼を引き留め数日後には彼のための部屋に新しいベッドを用意する。これに対してマイケルがベッドが初めてだと述べたことに対してリー・アンは胸を詰まらせる。
クリスマスカードの家族写真にマイケルを加えて知人に送ったリー・アンは友人たちに非難されるが娘のコリンズが学校でマイケルのことでからかわれていないか聞いたところ、バカなことを言う相手は無視しているという言葉も聞き、マイケルの法的な正式な後見人になろうと決意する。
やがてマイケルは成績も少しずつあがりアメリカンフットボール部に入る。当初マイケルはルールの理解も不十分で練習でコーチの満足する結果を出せなかったが彼女の「QBを家族だと思って守りなさい」との言葉で力を発揮するようになる。リー・アンはマイケルをNCAA1部校の奨学金を得るのに必要なGPA2.5の学力をつけるために彼に家庭教師をつけることにする。
公式戦で活躍した彼は何校もの大学のスカウトの注目の的になり、リクルーティングのため、ニック・セイバンルー・ホルツトミー・タバービルヒューストン・ナットフィル・ファルマーエド・オージェロンらがしきりに一家の自宅に足を運んだ。マイケルは生まれ育った地元のテネシー大学ではなくリー・アン夫妻の母校、ミシシッピ大学を選ぶがその後NCAAの調査官との面接で夫妻が自分を家族として迎えたのは下心があったのではないかと疑い家出をしてしまう

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