2014/01/15

朴大統領、日本の安保理常任理事国入りに反対の姿勢=韓国メディア

韓国の朴槿恵大統領は15日、インド訪問に先立ち、同国の国営テレビ局ドゥールダルシャンとのインタビューで、国連安全保障理事会(安保理)改革に関連し、常任理事国よりも非常任理事国の増設が望ましいとの見解を明らかにした。日本・ドイツ・インド・ブラジル(G4)の主張と対立することから注目を集めている。複数の韓国メディアが報じた。

 朴大統領は、ドゥールダルシャンから国連安保理改革に対する韓国政府の立場について問われ「安保理改革は責任性、民主性、代表性、効率性が同時に改革されることが望ましい」と主張。「1度の選挙で永久的にその地位を持つことになる常任理事国の座を増設するより、定期的な選挙を通じ、変化する国際環境に能動的に対処できる非常任理事国を増設することがより望ましいと韓国政府は考えている」と明らかにした。

 韓国メディアは、「日本は国連安保理常任理事国入りを狙っている」と指摘。朴大統領の発言は、歴史認識をめぐりこう着状態にある日本との関係にも、影響を与えるとの見方を示した。

 朴大統領にインタビューしたドゥールダルシャンは、朴大統領を「漢江の奇跡」を起こした朴正煕元大統領の娘で、韓国初の女性大統領であり東北アジア初の女性首長と紹介。1997年のアジア通貨危機の時に政治に入門し、国を発展させるために人生をささげることを決心した政治家だと伝えた

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