ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)を展開する米外食大手ヤム・ブランズの中国法人は10日、成長を促すために同国内の養鶏場で成長促進剤や抗生物質を過剰投与されていた鶏肉の使用を事実上認め、検査が不適切だったと謝罪する声明を出した。11日付の中国各紙が伝えた。
KFCをめぐっては、2010~11年、山東省の畜産業者を通じて調達した鶏肉から基準を上回る抗生物質が検出されたにもかかわらず、当局に報告しなかった疑いが持たれていた。
短文投稿サイト「微博」(ウェイボ)上に発表した声明では「検査結果を積極的に政府に報告しなかった」と対応に問題があったことを認め、安全管理をより厳格に行うとしている。
“薬漬け鶏”の問題は国営中央テレビなどが報道。KFCなどの大手チェーンも使用していたことから、消費者の間に波紋が広がっている。
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