2014/05/19

海洋警察庁を解体 安全担う専門部署新設へ=朴大統領談話

韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は19日、旅客船セウォル号沈没事故をめぐる国民向け談話を発表し、「海洋警察庁を解体する結論を出した」と明らかにした。


 朴大統領は「捜査と情報機能は警察庁に移し、海洋救助、救難、海洋警備分野は新設する国家安全処に移譲して、海洋安全の専門性と責任を大幅に強化する」と説明した。
 また、「国民の安全の最終責任を負う安全行政部も自らの役割を果たせなかった」と指摘。同部の主要業務である安全と人事・組織機能を分離し、安全業務は国家安全処に統合、人事・組織機能は新設される首相直属の行政革新処に移管すると述べた。
 さらに、海洋警察を指揮監督する海洋水産部の責任にも言及。同部の海洋交通管制センターは国家安全処に統合し、同部は海洋産業育成や水産業の保護と振興に専念させるとした。
 朴大統領は「各自が担う分野の専門性を最大限生かして責任ある行政を行っていく」と強調した。
 また、これらの内容を盛り込んだ政府組織法改正案を早急に国会に提出する意向を示した。

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