2014/05/12

サムスン李会長が心筋梗塞で手術 「容体は安定」

韓国サムスングループは11日、李健熙(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長(72)が急性心筋梗塞と診断され、同日、手術したと明らかにした。容体は安定しており回復に向かっているという。経営全般に絶対的な力を持つだけに、健康悪化が長期化すれば事業にも影響しそうだ。
李健熙会長=聯合共同
李健熙会長=聯合共同
 李会長は10日午後11時ごろにソウル市内の自宅で呼吸困難になり近くの病院に運ばれた。心臓まひの症状があったため心肺蘇生術を実施。症状が落ち着いた11日未明にサムスンソウル病院に移動し、ステント(血管拡張器)を入れる手術をした。
 聯合ニュースによると病院には崔志成(チェ・ジソン)副会長ら幹部が集結。海外出張中だった李会長の長男、李在鎔(イ・ジェヨン、45)サムスン電子副会長も急きょ帰国して駆けつけた。
 李会長は1999年末から2000年にかけて米国で肺がんの治療を受けたことがある。13年8月には肺炎で10日間前後、ソウルで入院。健康に不安があるとの見方も出ていた。
 李会長はサムスン創業者の故李秉喆(イ・ビョンチョル)氏の三男だ。半導体やスマートフォン事業の成功で業績を大きく拡大させた。現在の出社は週に1~2回程度だが、人事や大型投資など重要案件はすべて李会長が決裁している。

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