2011/03/14

<東日本大震災>3日以内にM7余震、確率70%…気象庁

気象庁は13日、岩手県、宮城県、福島県など北海道から九州の太平洋沿岸15区域に出していた津波注意報をすべて解除した。東日本大震災の規模は、地震波のデータを詳しく解析し再計算した結果、マグニチュード(M)9.0になった。


気象庁によると、海外約40地点の地震観測データを詳しく解析した結果、東日本大震災は三つの大規模な地震が断続的に起こる形で発生していたことが分かった。1度目は、これまで分かっていた11日午後2時46分発生の三陸沖を震源とするM8.8の地震。この地震が発生してから約150秒後に最初の震源より南の福島県沖を震源とする地震があり、続けてさらに南の茨城県沖を震源とする地震があった。この間は約6分で、三つの地震の震源域は南北500キロ、東西200キロ程度に達すると考えられる。

新たに判明した2回の地震の規模は合わせてM8.8で、3回の地震の合計はM9.0になるという。気象庁地震予知情報課は「断層の長さの割に、断層の破壊が続いた時間が長く、揺れの長さに影響した」と説明している。

また、気象庁はM7以上の余震が発生する確率について、13日午前10時から3日以内が70%、その後3日間以内は50%と発表した。余震確率70%は国内の地震で過去最高で、震度6強~4程度の揺れに襲われる可能性がある。横田崇・地震予知情報課長は「余震の数と規模は、過去の地震と比べけた違いに大きい。震度6弱~6強程度の余震が今後も2週間程度は続く恐れがある。M7を超える地震が発生すると、再び大津波警報を発表するようなケースがあるかもしれず注意が必要」と呼びかけた。

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