森永乳業(東京)は七日、子会社の北海道保証牛乳(小樽市)が製造した成分調整牛乳「森永 まきばの空」や「リプトンミルクティー」など計約三十二万二千本を自主回収すると発表した。雑菌が混入したためで、これまでのところ健康被害の報告はないという。
北海道厚生局と小樽市保健所は八日、食品衛生法に基づき北海道保証牛乳を立ち入り調査する。
森永乳業によると、対象は三~六日に製造された賞味期限が今月十七~二十日の牛乳五商品とミルクティー二商品。流通先は北海道、東北、関東甲信越地方の十七都道県。
二日に行った殺菌機の保守点検でバルブの取り付けミスがあり、出荷後の検査で六日に雑菌の混入が確認された。商品は早ければ四日夕に店頭に並んだとみられる。
森永乳業は「食中毒の恐れはないが、冷蔵保存しない場合は雑菌が増え腹痛を引き起こす可能性はある」としている。空の容器を北海道保証牛乳に送れば森永乳業が返金する。
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