2013/09/07

韓国サムスン電子が4日に発表した腕時計タイプの多機能携帯端末「ギャラクシーギア」

韓国サムスン電子が4日に発表した腕時計タイプの多機能携帯端末「ギャラクシーギア」が、海外 
メディアの間で評価が二分している。スマートフォンの機能が腕時計サイズの端末に凝縮されている 
ことから「便利だ」と評価するメディアがある一方、「ただの時計」、「期待しすぎた」などと酷評 
するメディアもある。複数の韓国メディアが報じた。 

  サムスンは4日、ドイツのベルリンで新製品の発表会「SAMSUNG UNPACKED  
2013」で「ギア」を発表した。画面は1.63インチ、重さは73.8グラム。ベルト部分に内蔵された 
マイクやカメラで、通話や写真撮影などスマートフォンの基本的な機能が利用できる。 

  米IT専門メディアのGIGAomは、「スマートフォンをポケットに入れていても、電話、 
文字メッセージ、カメラ、音声録音など基本的な機能が活用できので便利だ」と肯定的な記事を 
報じた。また、「ギア」には連動させた自社製スマホから1.5メートル以上離れると、自動的に 
ロックがかかる仕組みになっていることから、個人情報の流出に対する心配も少ないと付け加えた。 

  しかし酷評するメディアも多い。米フォーチュン誌は「サムスン電子のスマートウォッチを 
購入したくない3つの理由」と題した記事を掲載。「ギア」に登載されている機能はすでに 
スマホで使われているものばかりだとし、スマホに代わるほどの魅力的な製品ではないとした。 

  米IT専門メディアのThe Vergeは、「本当の意味でのスマートウォッチが登場 
したとは思っていない」とし、「言葉通りの『腕時計』でしかない」と伝えた。 

  韓国ネットユーザーらの評価も大きく割れた。ネット上には、「簡単なスマホ機能が腕時計に 
凝縮されているなんてすごい」、「出荷されたら真っ先に購入したい」とする意見がある一方、 
「既存のスマートウォッチと大差ない」、「30万ウォン台(約2万7000円)は高すぎる」などと 
失望をあらわにする意見も集まった。

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